2007年6月1日に、東京・品川のコクヨホールで開催された 「VSUG DAY 2007 Summer」 に参加してきました。
イベントの内容を簡単にまとめると、
- 次期 Visual Studio ’Orcas’ の(現時点で可能な範囲での)概要説明
- Windows Presentation Foundation/Everywhere こと Silverlight で何ができるのか
といった話題を中心に、来るべき .NET Framework 3.5 の話題やテスト駆動型開発の話も織り交ぜつつ、「Orcas が出るまでは Expression Blend で何とかしのいでね」的な話題になりました。
Expression Blend あるいは Orcas を使うと、今までは実現が難しかった「listbox の中に combobox を埋め込む」といった凝ったユーザインターフェースも簡単に実現できるようになるみたいです。listbox に listbox を埋め込むといった、多重入れ子構造の選択肢群が簡単に作れるのは魅力です。ただし、そのユーザインターフェースが使いやすいかどうかは、何ともいえませんが。
(注意: Visual Studio 2005 + .NET Framework 3.0 でも同様のインターフェースは実現できないことはないのですが、現時点では、ビジュアルにユーザインターフェースを設計する手段がなく、手作業で XAML を書いたり、プログラムを書いたりする必要があります。)
そして、Silverlight。monoプロジェクトの方からも Moonlight という名前で登場するようですが、要するにマイクロソフト版の Flash とでもいうべきもの。実行環境は、ブラウザのプラグインという形で提供されるので、対応ブラウザであれば、クロスプラットホームでクロスブラウザなアプリケーションを作ることができます。アプリケーションは JavaScript で記述します。
Silverlight と Windows Presentation Foundation の最大の違いは、Silverlight は .NET Framework が不要なところ。.NET Framework がなくても動くというのは、大きなメリットです。 Silverlight の 1.0 の正式版は、2007年夏にお目見えするとかしないとか。
そして、1.0 の次の 1.1 では、DLR (ミニ .NET Framework とでもいうようなもの)が内蔵されるので、.NET 風味のプログラミング言語でアプリケーションを記述できるようになります(Silverlight 向けの特別なバージョンの IronPython, IronRuby, JScript, VB が用意されるようです)。ということで、Silverlight には、非常に強い興味をもちました。今後の動向に注目です。


